重点サービス実現に向けた共通基盤整備の支援
−ITS情報通信基盤の規格化推進−
【安全運転支援車車間通信共通基盤機能の標準化に関する調査研究】

目的
 国内の安全運転支援のリクワイアメントに沿った車車間通信を国際標準化提案する作業が今後必要となるが、その際、車車間通信の持つべき基本的な機能と、それらが安全運転をどの程度まで支援できるかという性能や品質について確認をとっておく必要がある。
 本調査研究は、車車間通信の基本的な機能性能を実験等で確認することを目的とする。



見通し外ホッピングの実験イメージ
実施内容
 平成17年度までのフィールド試験等の結果から、単純な車車間通信のマルチホップ機能(中継機能)は通信可能な車両の増大とともに通信パケットの輻輳を招き情報伝達の能力が劣化することが分かっており、必要な時にのみ適正なパケット中継を行う制御機能を実現することが課題であった。
 平成18年度は、これまでの机上検討結果から遅延の少ないパケット中継方式として安全運転支援のための車車間通信アプリケーションに適合すると見られるRCP(Relay Control Packet)方式を取り上げ、フィールドでの通信試験とシミュレーションにより機能検証を行った。



RCP方式、見通し内環境における通信トラフィック実測値
得られた成果
 フィールド試験の結果、RCP方式に、車両が移動している状況でも所期の狙い通りの通信パケット抑制機能のあることが確認された。
 また、シミュレーション結果からは、車両が増加したした場合にパケット抑制機能が通信の劣化を抑えることが確認された。


成果の活用状況
 本調査研究の成果は、日本で検討中の車車間通信方式をCALMに反映させるべく活用するほか、国内における車車間通信の規格(ARIB標準)作りにも反映させる。