重点サービス実現に向けた共通基盤整備の支援
−情報収集・活用基盤の規格化推進−
【ITSプラットフォームの標準化に関する調査研究】

目的
 ITSの円滑な発展と普及を可能にするためには、アーキテクチャによってITSの全体の枠組みを定めるとともに、複数のサービスに共通する機能をプラットフォームとして定義し、プラットフォーム上にシステム構築していくことにより、技術シーズの変化に容易に適合しつつ、相互運用性や拡張性の確保とシステム開発の効率化を図る必要がある。
 本調査研究は、ITSプラットフォームの機能構成や性能要件等に関する検討を目的とする。


実施内容
平成18年度は、以下の検討を行った。
(1) ITSサービス/システムの調査
 2020年頃までに導入が予想されるITSサービスを調査し、サービスの概要や実用化時期、システム構成や性能・機能に関する要件などについてまとめた。
(2) ITSプラットフォームのアーキテクチャの検討
 路車の機能分担などを考慮してサービス毎の個別アーキテクチャと、各種サービスが1つの車載器に統合された場合の機能分担や交換される情報項目を明示した全体アーキテクチャを作成。さらに、ITSプラットフォームの車載部分が具備すべき機能、および機能間の関係を定義しアーキテクチャを作成するとともに、性能や機能に関する要件・課題をまとめた。



2020年頃のITS車載プラットフォーム
得られた成果
 ITS車載プラットフォームを構築する上で以下のような課題がある。
  (1) 安全サービスにおける判断機能の路車分担
  (2) プローブデータの処理機能分担
  (3) 情報ソースやサービスの優先度
  (4) 車両と外部とが交換する情報の標準化
  (5) 路面や歩行者等、検知が難しい事象の検知
  (6) 情報の適切な提供方法、タイミング
  (7) 車車間通信におけるセキュリティ
  (8) アプリケーションの追加方法


活用状況
 今後、作成したITS車載プラットフォーム、および抽出されたプラットフォーム化の課題についてITS関係者と共有化を図り、車載器仕様の共通化と国際標準化の促進に資する。