現在のISO ドラフト(ISO CD 15628)では、アプリケーション識別子(AID)は限定されたアプリケーションにしか付番されていないため、その他のアプリケーションでDSRC を用いる場合、新たにAIDを追加することが必要である。しかしながら、AID の追加の仕組みも存在しないため、他のアプリケーションに対してAID を付番するために多大な調整コストが発生する。このことから、DSRC のマルチアプリケーション展開が困難となっている
現在想定されているアプリケーション実現が容易となるよう、日本および米国で想定されるアプリケーションに対するAID の付番案を検討する。また、今後登場する新たなアプリケーションに対してもAID の追加が可能となるよう、対するAID 追加の仕組みを、WG1 で検討されているデータレジストリ(ISO DIS 14819)を参考に検討する
第1章 調査研究の内容
1.1 調査研究の背景と目的
1.2 調査研究のフロー討
1.3 調査研究の経緯
第2章 AID の付番検討
2.1 ITS アプリケーションの調査
2.2 DSRC アプリケーションの抽出
2.3 現行のDSRC/L7 ドラフト精査
2.4 現行のL7 ドラフトでの制約条件整理
2.5 AID 付番案の検討
第3章 AID 追加の仕組み検討
3.1 データ登録方法の調査
3.2 AID 等の追加の仕組み検討
第4章 考察および今後の課題
4.1 考察
4.2 今後の課題