ITS車載機器標準化のための要素機能と試験方法に関する調査研究
【DSRCアプリケーションマネージメントの標準化に関する調査研究】

 H16年度は車載器への様々なアプリケーションの追加、更新及び削除を行う機能であるアプリケーションマネージメントについて、関連する技術動向と米国・欧州の動向を調査し、それをもとにアーキテクチャの検討を行った。そしてこれらの成果をISO/TC204/WG16(CALM)に提案した。 (1)事例調査
 技術動向として、アプリケーションマネージメントのコンセプトに関係のある携帯電話について調査し、そこで使われているJava技術と関連規格等について調査を行った。
 又、外国動向として、DSRC応用及びITSの分野に関係する、米国のリソースマネージャ、DIC(DSRC Industry Consortium)の動向について調査を行うと共に、欧州のデルタプロジェクト、GNSS/CN(Global Navigation Satellite System/Cellular Network)、GST(Global System for Telematics)プロジェクトについて調査を行った。
 これらの事例調査を通じて、近年、アプリケーションの逐次拡大・発展・改良に対応する仕組みの必要性が認識され、導入されつつあることを明らかにした。
(2)アーキテクチャの検討
 想定されるサービス形態を基にして、エンティティ関係を明確にし、アプリケーションの管理の仕方、セキュリティ及びインストール法等について検討を行った。マルチアプリケーション、マルチサービスプロバイダ環境におけるセキュリティとして、アプリケーションファイルへのアクセス制御は必須であり、基本構造としてアーキテクチャに取り入れた。
 又、特に車載器についてはコスト要因に留意する必要があることから、その構成の検討も行った。
(3)ISO/TC204/WG16への提案
 本調査検討の結果について、2005年2月に沖縄で開催されたISO/TC204/WG16会合で発表した。審議の結果、次回のISO/TC204会議を目途に次のステップであるNP(New work item Proposal新規作業項目提案)へ進めることとした。
 参考:DSRC車載器を想定した場合のアプリケーションマネージメントの位置付けは以下の図のようになる。