−ITS車載機器標準化のための要素機能と試験方法に関する調査研究−
モバイル情報提供標準化に関する調査研究
【車利用時のモバイル決済標準化に関わる調査研究】

 ETCの普及が進みだした一方で、同一の通信技術「DSRC(狭域通信)」を応用した民間サービスの事業展開の速度は非常に鈍い。これは、課金・決済・セキュリティを含めたトータルの事業モデルが構築できないことが主要因であり、とくに各種サービスに汎用的に適用可能な決済システムの構築が急務であると考えられる。

 このため、本研究ではDSRCを利用した各種サービスに汎用的に適用可能な決済方法として、広く一般に普及しているクレジット決済に着目、DSRC車載器とEMV仕様ICクレジットカードによる決済(以下、DSRCクレジット決済)の実現に向けて、平成14年度から標準化に取り組んできた。

 本年度の研究では、普及の第1ステップと位置付けられる駐車場におけるDSRCクレジット決済に関して平成15年度に検討を行った標準化要件をもとに、他の業種・業態への適用拡大のための検討を行った。普及の第2ステップと位置付けられるガソリンスタンドにおける給油・物販やドライブスルー店舗における物販に対する決済、第3ステップと位置づけられる情報配信サービスに対する決済について、システム構成や要件、決済シーン、および路側システム、車載器に対する機能要件についての具体的な検討を行い、まとめた。

 あわせて、DSRCクレジット決済に必要なDSRC通信部のセキュリティシステムについて要件をまとめるとともに、システムの運用に関する検討を行い、まとめた。