−ITS車載機器標準化のための要素機能と試験方法に関する調査研究−
DSRC車載器標準仕様書、相互接続性確認試験要領書

 DSRC車載器は、空中線部、送受信部、変復調部、DSRC処理部及びETC処理部等の各機能から構成される。車載器は車両に搭載され、路側無線装置との間で5.8GHz帯の電波を用いて無線交信を行い、種々のDSRCサービスに必要なデータの送受信処理を行う。

 本報告書は、クレジット決済をはじめとする各種DSRC応用サービスに共通に利用可能な、相互接続性や相互運用性が確保されたDSRC車載器の実現に向けて、DSRC車載器の標準化仕様、および相互接続性確認のための試験方法について検討を行い、仕様書案としてまとめたものである。その構成と概要は以下の通りである。

 1章「一般的事項」では、DSRC(狭域通信)応用システム、およびDSRC車載器の概要 、種類について定義するとともに、仕様検討の前提 や適用範囲、用語の定義を明確にし、あわせて関連仕様書等や適用規格を示した。

 2章「必要条件」では、DSRC車載器の機能構成及び構造、動作特性について、構成ブロック毎に規定したほか、通信処理能力条件、環境条件、電源条件、機器の信頼性、故障診断、車両への取付方法について規定した。

 3章「試験及び検査」では、検査の種類や検査項目、検査方法について規定した。

 4章「機器設計における留意事項」では、DSRC車載器の開発、設計に必要な留意事項について記述した。

 また、付属資料1として相互接続性確認のための試験方法に関する案「DSRC車載器の相互接続性確認試験要領書(案)」を、付属資料2としてセキュリティプラットフォーム部の仕様を示す「DSRC-SPF仕様書(案)」を添付した。