ITS 施策検討用情報の流通基盤の構築

近年、道路交通関連の諸問題を始めとした各地域の課題への対応方策として、ITS 実配備へ向けた取り組みが活発化している

本研究開発は、ITS 実配備に関するシステム構築・評価手法の標準化およびその情報基盤整備を行うことにより、地域におけるITS の効果的な実配備と相互連携性確保、ひいては複雑化・多様化する地域の課題解決と一層の活性化を目指すものである

地域におけるITS 実配備にあたっては、地域における課題の認識とその解決策としてのITS の導入可能性判断、導入する場合のシステムアーキテクチャ設計、導入時のモニタリング、導入結果の評価、評価結果のフィードバックといった一連のサイクルが考えられる

地域におけるITS の効果的な導入と相互連携性の確保のためには、このサイクルにおいて、(1) システムの計画・設計方法の標準化と(2) システム評価の全体的な考え方に関する標準化、さらに、各地域でのITS 導入により得られた(3) 成果と反省点の意識共有のための基盤を構築することが必要と考えられる

こうした中で、平成13 年度は、下記の3つの研究開発を相互に連携しつつ実施した

(1) システムの計画・設計方法の標準化
(「実配備におけるシステムアーキテクチャ活用手法の研究」において実施)
(2) システム評価の全体的な考え方の標準化
(「評価手法の整理及びガイドラインの作成」において実施)
(3) 成果と反省点の意識共有のための基盤構築
(「ITS 施策検討用情報の流通基盤の構築」において実施)

本研究開発は、上記のうち、(3) 成果と反省点の意識共有のための基盤構築を図るもの、すなわち地域ITS 導入の成果と反省点などの情報を各地域が流通させ、意識を共有するための基盤(情報流通基盤)の構築を試みるものである

第1章 研究開発の概要
 1.1 目的
 1.2 本研究開発の位置づけ
 1.3 研究開発の体制
 1.4 研究開発の内容討

第2章 情報提供項目の検討
 2.1 参考となる既存情報流通基盤の整理
 2.2 情報提供項目の仮設
 2.3 自治体の情報ニーズ調査

第3章 データ収集・登録・更新に係わる管理方法の検討
 3.1 検討の基本方針
 3.2 情報流通基盤を記述する言語等
 3.3 用いる言語等の標準案
 3.4 収集・追加・更新のための手続き

第4章 情報流通基盤の試設計
 4.1 システム構成
 4.2 検索システムの概要
 4.3 XML(eXtensible Markup Language)変換ツールの概要

第5章 まとめ
 5.1 本研究開発の成果
 5.2 今後の課題

参考資料
 参考資料1:インタビュー調査票
 参考資料2:記入フォーマットの記入要領
 参考資料3:XML変換ツールマニュアル