−ITS標準化のための要素機能と試験方法に関する調査研究−
DSRC 車載器の統合化の調査研究

ITS(Intelligent Transport Systems: 高度道路交通システム)の国際標準化活動を行うためにISO(International Organization for Standardization: 国際標準化機構)にTC204 が設置され、その下に分野別のWG が組織された。このうち、WG15 は、路車間、車々間等の狭域通信システムに関する通信プロトコルを検討対象領域としている。国内では、ITS標準化委員会の下に組織された「狭域通信システム分科会」が(社)電子情報技術産業協会が引受団体となり運営され、ISO/TC204/WG15 のカウンターパートとしての活動を行っている

なお、現在、ISO/TC204/WG15 では、既存のワークアイテムに加え、「Integration of DSRC on board equipment on Vehicle」の検討が予定されている。このテーマは、欧州の第5 次フレームワークの一環として、多様なDSRC 利用アプリケーションをにらんだDSRC 車載器統合プロジェクト『DELTA プロジェクト』がベースになっている

このプロジェクトは、2000 年1 月に発足し、30 ヶ月間の時限プロジェクトであり2002年7 月までに成果を取りまとめてCEN 等の標準化組織に提出することが計画されている

一方、日本においても今後のDSRC 利用のマルチアプリケーション化の流れを踏まえると、DSRC 車載器の統合による利用者の利便性の拡大が期待される

本調査研究は、上記の背景を踏まえ、欧州におけるDSRC 車載器統合事例を参考に、日本での統合化における課題の抽出、および統合化に当たっての方針の立案を行うことを目的として実施したものである

第1章 調査研究の概要
 1.1 調査研究の背景と目的
 1.2 調査研究フロー
 1.3 調査研究の経緯

第2章 海外におけるDSRC車載器統合化事例の調査・分析
 2.1 DELTA プロジェクトによる統合化事例紹介
 2.2 DELTA プロジェクトにおける車載器の統合手法の分析

第3章 統合化の想定および課題の抽出
 3.1 国内のDSRC 統合車載器の要件整理
 3.2 統合化における課題の抽出

第4章 統合化方針の策定
 4.1 路車間インターフェース(インターフェース1:11)
 4.2 車載端末インターフェース(インターフェース2:I2)
 4.3 車載端末間インターフェース(インターフェース4:I4)

第5章 考察および今後の課題
 5.1 考察
 5.2 今後の課題

参考資料1 JSK 車載アーキテクチャに関する要件整理
参考資料2 JSK 車載アーキテクチャのサブサービスの要件整理
参考資料3 JSK 車載アーキテクチャに関する要件整理の総括表