ITS標準化活動促進用データベース拡充

●背景と目的
 ITS実用化推進のための基盤整備の一環として、ITSの標準化に関する活動の促進および円滑化を図る「ITS標準化データベース」が整備されている。「ITS標準化データベース」は、標準化作業関係者間でのITSに関する技術動向、標準化活動状況等の情報の共有化を促進するものであり、関係者間での活用が期待されるものである。
 ITS Japanでは本データベースの拡充を図るにあたって、拡充内容の検討と作業の効率化を図るため「ITS標準化データベース分科会」を組織し、社団法人 自動車技術会と連携して活動を行った。本報告書はその活動成果を報告するものである。

●ITS標準化データベースシステムの構築方針
 ITS標準化データベースシステム(以下 システムという)のシステム構築方針はシステムの構築・運用管理、セキュリティ、コンテンツの作成・責任等から、以下のことが取り決められている。

 (1) システムとしては、データベース(コンテンツ)の物理的な格納(以下 サーバという)や運用管理の仕組み(コンテンツの閲覧、リモートでのデータ登録、保守等)をITS Japanが準備、提供、運用する。コンテンツそのものの入力、管理は社団法人 自動車技術会とする。
 (2) サーバの運用管理責任はITS Japanとする。
 (3) コンテンツの内容に関する責任は社団法人 自動車技術会とする。
 (4) サーバはITS Japan内に設置し、データ登録端末(コンテンツの作成、登録機能を持つ端末)は、社団法人 自動車技術会、およびITS Japanに設置する。
 (5) サーバは、インターネット接続機能(WWWサーバ機能)、データベース機能、コンテンツメンテナンス機能、ITS標準化委員会関係者管理機能等をもつ。
 (6) サーバはシステムセキュリティを勘案して下記の対策をとる。
  ・データベースへの異常なアクセスを規制するファイアウォールを導入する。
  ・ITS標準化委員会関係者を区別するIDとパスワードを導入する。
 (7) システムのサービスは、利用者がインターネットサービスプロバイダ経由で接続するインターネットで閲覧できるシステムとし、パソコンを閲覧用端末としたアクセスを前提とする。携帯端末(PDA)や携帯電話(iモードほか)などからのアクセスは対象としない。
 (8) 独自のURLを使用する。 http://www.its-jp.net/ISODB
 (9) 他の組織が作成しているコンテンツを標準化データベースで二重に作成することはせず、必要な情報はリンクにより関係づける。

●今年度の拡充内容
 1.拡充の方針
 平成16年度においては、前年度の拡充により「ITS標準化データベース」が情報共有のツールとして活用されはじめてきたことをより加速することと有効活用の観点から以下の拡充方針をとった。
  (1) 利用者にあったコンテンツの整備と更新
  (2) ITS標準化委員会関係者の情報の共有と交換の一層の支援
  (3) ITS標準化データベースへの容易なアクセスの実現
 2.拡充の概要
 前項の拡充の方針を踏まえ、以下拡充作業を実施した。
  (1) ITS標準化委員会組織表現の詳細化
  (2) ITS標準化委員会関係者アクセス権の設定
  (3) ファイルボードの新設
  (4) アクセス数の自動記録機能新設
  (5) ファイルバックアップ機能新設
  (6) インターネット接続回線の高速化更新