ITS車載機器搭載車両の耐電磁気試験法に関する研究

最近の自動車にはさまざまな電子装置(エンジン、ブレーキ、エアバック)が搭載されており、これらの装置は安全、環境、エネルギのあらゆる面において重要な役割を担っている。また、ITS (Intelligent Transport Systems) の研究も盛んに行われ、自動車にもITS機器も搭載されつつある。一方、情報化社会の発展にともない自動車を取り巻く電磁環境は複雑化しており、いわゆるEMC (Electromagnetic Compatibility) 技術が重要なものとなっている。本研究は、このような自動車に搭載されるITS機器などを含めた電子制御装置に対する耐電磁気試験法に関するものである

電子部品の電磁波のイミュニティ(Immunity、免疫性のことで電磁波のもと電子部品などが性能に影響なく動作できる能力)試験法としては一般的にTEMセルによる試験法、ストリップラインによる試験法、BCI (Bulk Current Injection) による試験法、および広帯域アンテナによる試験法などがある。欧州のEC指令でもこれらの4種類が規定されている

本報告は電子部品が外部と繋がるハーネス部分においてハーネスに誘導する雑音電流の大きさに注目し、各試験法の関係を検討した結果を述べる

1.まえがき
2.本年度の目的
3.測定条件について
4.結果
 4.1 誘導雑音電流について
 4.2 設定条件が誘導雑音電流へ与える影響について
 4.3 試験法間の相関について
5.まとめ