ITS車載装置の表示方法の層別分類の研究

高度道路交通システム(Intelligent Transport System;以下、ITSとよぶ)では、種々の先進技術を利用して、交通状況や車両状態等に関わる各種の情報提供が実現すると予想される.この場合、情報提供にあたり、情報のもつ重大性や、ドライバに対して要請される対応の緊急性等について、ドライバに誤解を生じずかつ円滑な情報伝達を可能とするよう、適切な表示方法を選択することが必要と考えられる.本研究では、表示方法の物理的な特性とドライバが表示から感じる主観評価との対応関係を明らかにすることにより、表示方法に資する資料を得ることを目的とする.

このため、本年度は基礎的なデータを収集する段階と位置づけ、情報の内容とは独立に、表示方法の物理的な特性の相違と、ドライバの主観評価との関係を検討した.すなわち、視覚的表示と聴覚的表示を個別にとりあげ、実験室内において種々の特性の表示に対してドライバが感じる「重大性」「緊急性」および「不快度」の序列を調査し、各々の主観評価項目について、数量としての取り扱いが可能な間隔尺度を求めた.

1.研究の目的
2.検討対象要因と検討方法
 2.1 主観評価について
 2.2 検討対象要因の選定
 2.3 検討方法
3.実験I:要因内の検討
 3.1 実験条件
 3.2 実験方法
 3.3 個別要因毎の間隔尺度
4.実験II:要因間の検討
 4.1 実験条件
 4.2 実験方法
 4.3 要因間の相互作用
 4.4 各表示方法の効果の推定
5.まとめ