-ITS 車載機器標準化のための要素機能と試験方法に関する調査研究-
Stop&Go システムの作動環境条件に関する調査研究

ISO/TC204/WG14(Vehicle/Roadway Warning and Control System、走行制御分科会)では、2001 年に新たに、低速度域での先行車両への追従を可能とする拡張アダプティブクルーズコントロールシステム(Enhanced Adaptive Cruise Control system、EACC)のISO ドラフト策定作業を開始した

EACC のISO ドラフト策定作業では、システムの動作要件に関するミニマムリクワイアメントとして、最大減速度の設定範囲や車間時間の設定範囲などの具体的数値が検討されている。これらの具体的数値を策定するためには、車両の最大減速度や車間時間の実態を把握しておくことが重要であると考えられており、ISO/TC204/WG14 では、渋滞走行中における車両状態量の計測が調査項目として挙げられている。本調査では、このEACC の動作要件策定のための調査の一環として、首都圏の自動車専用道路(首都高速都心環状線、首都高速6 号向島線)および一般道路(つくば市内の国道354 号線)において、被験者20 名により、延べ約800km にわたる渋滞走行中のドライバ操作量および車両状態量を測定した。この調査結果より、先行走行車両との車間距離、車間時間、加減速度、発進時反応時間の頻度分布などについて分析した。また、EACC の最大減速度および車間距離の設定方法に関するシステムの動作要件について考察した

本事業で得られた調査結果は、ISO/TC204/WG14 傘下のEACC サブワーキングに提示し、EACC の動作要件に関するミニマムリクワイアメント策定のためのバックデータとして活用される予定である

第1章 はじめに

第2章 渋滞走行中の車両状態量の実態調査
 2.1 調査の概要
 2.2 調査結果

第3章 EACC の動作要件に関する考察
 3.1 EACC の最大減速度の設定
 3.2 車間距離と走行車速の一次関数による車間距離の設定

第4章 まとめ
 4.1 走行中の車両状態量の実態調査
 4.2 EACC の動作要件に関する考察

参考文献

付録