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記事詳細:Detailed Article

JARI Research Journal (2012~)環境・エネルギー/Environment & Energy

資料名 / Title

JRJ20141103 研究速報
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マウス肺の網羅的遺伝子発現プロファイルによるディーゼル排気粒子応答パスウェイの解析
Pathway analysis of comprehensive gene expression profile in mouse lungs exposed to diesel exhaust particles

細谷 純一,伊藤 剛
Junichi HOSOYA,Tsuyoshi ITO

大気や自動車排気,とりわけディーゼル排気に関する健康影響は,欧米を中心に古くから研究されてきた.特に第一標的臓器である呼吸器系への影響,中でもアレルギー性炎症への影響に関する研究はその中心であり,国内においては我々や国立環境研究所などが精力的に実施してきた.一般的には,ディーゼル排気などを含む大気汚染物質の曝露により,アレルギー性炎症が増悪することが知られている. しかしながら,実験プロトコルによっては,逆に炎症を抑制させることも報告されている.実際,我々が過去に実施したNC/Ngaマウスを用いた喘息様病態モデルによる研究においても,ディーゼル排気粒子(Diesel particulate particle,DEP)がダニ抗原誘発アレルギー性炎症反応を抑制することを確認している.
アレルギー性炎症に代表される呼吸器系炎症のメカニズムは非常に複雑である.従来,炎症に関わる亢進メカニズムと抑制メカニズムのバランス(Th1(Tヘルパー1細胞)/Th2(Tヘルパー2細胞)バランス)が崩れ,Th2有意な状態になることで発症すると考えられてきた.しかし最近になって,こうしたTh1/Th2バランスに加え,Th17(Tヘルパー17細胞)やTreg(制御性T細胞)が炎症反応に深く関与することが明らかになりつつある.とはいえ,詳細なメカニズムは明らかになっていないのが現状である.こうした状況を踏まえると,我々も今後大気や自動車排気による炎症反応を評価していく上で,これまで以上に分子レベルでの包括的な評価・解析,とりわけ炎症反応に関与する様々な分子が織り成すネットワーク(パスウェイ)の解析が必要になると考えられる.
そこで本研究では,DEPによる炎症抑制反応の分子メカニズム解明を目的に,NC/Ngaマウス肺の網羅的遺伝子発現プロファイル(DNAマイクロアレイデータ)を用いて,DEPにより特異的に変動するパスウェイの抽出を試みた.
In previous work, we found that diesel exhaust particles (DEPs) suppressed allergen-induced inflammation in NC/Nga mice. In this study, we attempted pathway analysis using mouse lung DNA microarray data sets by ingenuity pathway analysis software "KeyMolnet" to clarify the molecular mechanism of the inflammatory response induced by DEP. As a result, we found that DEP suppressed the CC chemokine signaling pathway.

種別 / Article Type

JARI Research Journal (2012~)

資料名 / Title

JRJ20141103 研究速報

発行年月 / Date of Issue

2014/11

分野 / Field

環境・エネルギー/Environment & Energy
ID:6749
 

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