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資料名 / Title
ITS05-01
ITS産業動向に関する調査研究報告書 -ITS産業の最前線と市場予測2005-
我が国のITS(高度道路交通システム)は、1996年7月にITS関係5省庁による「ITS推進に関する全体構想」が発表されて以降ナショナルプロジェクトとして順調に発展してきた。特にカーナビゲーションを中心とするドライバへの情報提供サービス分野やACC(車間距離制御システム)などの運転支援システム分野、ETC(自動料金収受システム)関連分野でのここ数年の技術やサービスの進展は目覚しいものがあり、ITSはまさに実用化段階に入ったという感がある。
現在、ETCやVICSなどインフラが必要となるシステムに関しては、国の積極的な投資により前倒しで整備が進み、それに対応した車載器が順調に普及しており、安全運転支援システムに関しても高度なシステムが実用化され、普及し始めている。ITS実用化に向けての活動は一段落した感もあるが、道路交通に係る安全・環境問題は未だ抜本的には解決されておらず、産業面での発展も当初期待したほど進展しているとは言えない現状である。一方、インターネットやテレマティクス分野でのサービスの進展など、先に紹介したITSに関わる全体構想策定時には予測できなかった分野での発展もあり、必ずしも今後の進展に対して悲観的な見方もできない。
ITSは様々なサービスの展開によって社会を変えていくセカンドステージを迎えたが、今後ITS産業を期待通り発展させていく上では、ITS産業の現状と課題をしっかりと把握した上で官民が力を合わせ的確な対応を行っていくことがますます重要になってきている。
今年度は、基本的には昨年度までの調査項目・調査方法を踏襲する形で、現在発展途上にあるITSサービス分野を4つのカテゴリに分けて調査を行ったほか、無線決済やインターネットITS、車載通信システムなど、今後発展が期待できそうなITS関連技術やサービスについての調査を6項目加え、今後の発展の方向を探った。報告書をまとめるにあたって、特にテレマティクス分野での調査分析を充実させるとともに、新たな試みとしてユーザーの立場に立った課題検討を試みた。
種別 / Article Type
報告書/Report 資料名 / Title
ITS05-01
事業種別 / Type of Business
自主/Inhouse
発行年月 / Date of Issue
2005/09
分野 / Field
IT・エレクトロニクス応用/IT & Electronics 分野詳細 / Detailed Field
調査研究/技術動向調査
ID:6797
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