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記事詳細:Detailed Article

JARI Research Journal (2012~)環境・エネルギー/Environment & Energy

資料名 / Title

JRJ20150904 解説
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プロトン移動反応/選択一次イオン質量分析計を用いた揮発性化合物の測定 -測定原理と近年における応用-
Measurement of Volatile Compounds using Proton Transfer Reaction / Selective Reagent Ionization Mass Spectrometer (PTR/SRI-MS)-Principles and Recent Applications-

内田 里沙,萩野 浩之
Risa UCHIDA,Hiroyuki HAGINO

空気中の化学物質(揮発性物質)の直接計測やリアルタイム計測は,大気環境中における汚染物質の常時監視,大気化学反応メカニズムの解明,産業における研究開発,製品管理,工場などの空気質の管理,化学兵器などの迅速な検知など,様々な分野で必要とされる技術である.
 極微量に存在する化学物質(揮発性物質)を高感度に検出するために,質量分析技術(MS)が用いられることが多い.質量分析計は,化学物質を分子レベルの質量として検出する装置であるが,分子の質量そのものではなく,正もしくは負の分子イオンとして,それらの質量電荷比(m/z)に応じて分離した後,電気的な信号により検出する.分子をイオン化する過程において,イオン化のしやすさや,イオン化後の化学結合の解離(フラグメンテーション)によるフラグメントイオン(本来の分子量関連のm/z値よりも小さいm/z値をもつイオン)の生成,同重量化合物(例えば,CO2とCH3CHOは整数質量44)の分析など,計測技術に様々な課題がある.
 近年,プロトン移動反応質量分析計(Proton Transfer Reaction Mass Spectrometer, 以下,PTR-MS)の開発が進み,製品化に至っている. PTR-MSの最大の特徴は,フラグメンテーションを起こしにくいソフトなイオン化を行い,ガス状の化合物を高感度(ppt,一兆分の1レベル)かつ直接計測(リアルタイム計測)できることである.測定可能な化合物の幅の広さと,高感度な計測技術により,様々な研究分野で利用され始めている.本稿では,PTR-MSの原理やその応用例について総説する.

種別 / Article Type

JARI Research Journal (2012~)

資料名 / Title

JRJ20150904 解説

発行年月 / Date of Issue

2015/09

分野 / Field

環境・エネルギー/Environment & Energy
ID:6809
 

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