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記事詳細:Detailed Article

JARI Research Journal (2012~)安全/Safety

資料名 / Title

JRJ20160101 研究速報
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単路部における飛び出し歩行者回避行動の特性分析(第1報)歩行者回避行動の特性分析
Driving Behavior for Avoiding Road Crossing Pedestrians in Non-Intersection Areas(Characteristic analysis of avoiding pedestrians)

岩城 亮,今長 久,山口 伊織,内田 信行
Ryo IWAKI,Hisashi IMANAGA,Iori YAMAGUCHI,Nobuyuki UCHIDA

近年,交通事故の発生を未然に防ぐための様々な運転支援システムが開発されており,従来の衝突安全のみならず予防安全研究が活発化している.事故の要因については,Treatらの研究で指摘されているように,交通事故の9割以上にドライバ要因が関係しており,ヒューマンエラーを防止することが運転支援システムの有効性を高める上で重要である.
 ここ数年の事故に着目すると,交通事故による死者数は減少を続けてきたが,平成21年に5,000人を下回った後,その減少は鈍化してきている.死亡事故に着目すると,平成26年中に国内で発生した事故の中で,状態別の事故割合で歩行中の事故割合が全体の36.4%,また事故類型別の事故割合では歩行者横断中の事故が全体の25.6%といずれも高い値を示している.さらに致死率を見ても,歩行中の事故は,交通事故全体平均の4.6倍と極めて高く,更なる死亡事故の削減のためには人対車両事故の防止や被害軽減対策が急務である.また,主要な歩行者事故形態としては,歩行者死亡事故での車両の行動類型で「直進時」が8割を超えていることから,車両直進時の歩行者事故が典型的な形態と考えられる.
 前述のような事故の対策に効果的な運転支援システムを考慮する際,ドライバ・道路交通環境・車両の各状態をモニタリングするだけでなく,運転者が置かれている道路交通環境において行った(行う)運転行動を一連の流れとして事故リスクの観点から把握・評価する必要があり,事故の背景にある運転者特性の定量化と,それに基づくドライバのモデル化についての研究が活発化している(Fletcherらの研究など).
 ここで,運転支援システムの開発に資するドライバのモデル化は,“運転行動記述モデル”と“運転機能モデル”に大別されると考えられる.運転行動記述モデルは,様々な交通状況下においてドライバがどのような行動をとるのか(とるべきなのか)を記述するモデルであり,代表的な例としては,Wellerらの運転行動階層モデルが挙げられる.どのような対策がヒューマンエラー防止に有効であるのかを予め把握することができるが,ある状況下でのドライバ行動を基にして,エラー発生予測をおこなう安全運転支援技術等の適用には不向きである.一方,運転機能モデルは,ある運転タスクにおけるドライバの行動そのものをモデルとして定式化するものであるため,運転シミュレーションやドライバ支援デバイス(衝突警報など)への組み込を容易に行うことができる.
 以上のような知見を基に,本研究では車両直進時の歩行者横断事故に着目し,運転機能モデルのアプローチとして歩行者横断場面のドライバ特性データを拡張現実(Augmented Reality,以下,AR)技術を用いた実験車両(Japan Automobile Research Institute - Augmented Reality Vehicle,以下,JARI-ARV)を用いて取得し,ドライバの運転行動をモデル化検討することとした.本報告では,第1報として実験条件や取得したデータの特徴について述べる.
In order to analyze a driver’s behavior for avoiding crossing pedestrians, we conducted an experiment by using the JARI-ARV (Augmented Reality Vehicle) in a situation that pedestrians cross the road from a blind area. The main experimental conditions are crossing timing (2.0 s, 5.0 s) and crossing start position (near or far) of the pedestrian, and vehicle speed (30 kph, 40 kph, 50 kph) of the participant vehicle. As a result, this study successfully organized characteristics of driving behavior for avoiding crossing pedestrians.

種別 / Article Type

JARI Research Journal (2012~)

資料名 / Title

JRJ20160101 研究速報

発行年月 / Date of Issue

2016/01

分野 / Field

安全/Safety
ID:6854
 

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