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資料名 / Title
82-2
車々間走行データ伝達システムのフィージビリティスタディ海外調査報告書
米国のデトロイトにおいて開催されたインテリジェントビークルシンポジウム95(IVS95)に出席し、同時に幾つかの研究機関を訪問して、車々間通信技術をはじめとする車の高機能化技術の調査を行った。期間は1週間(実働4日)であり、場所もデトロイト周辺に限られたものであるが、関係者の協力により極めて有益な情報が得られた。
同シンポジウムはIEEEのIndustrial Electronics Societyがスポンサになっているもので、毎年1度開催されている。昨年はパリで開催され、欧州のプロメテウスプロジェクトで開発された車の先進技術が走行デモストレーションの形で公開された。IVSは名前の通り、車の知能化、或いは情報化の技術の重点を置いた発表が主流となっており、単なるプロジェクトの紹介やITS分野の政策的な発表は少なく、技術的な意味ではレベルの高いシンポジウムである。
シンポジウムは、全部で9のセッション(そのうち2つがポスタセッション)があり、90件の発表が行われた。参加者は約170名、日本人は20名である。昨年もそうであったがジェネラルチェアマンのDr.Masaki (MIT) が、運営がスムーズに進むよう細かく気を配っていた。
発表の内容では、昨年は自律走行車VITAIIを紹介して話題をまいたD.ベンツが、今回はトラックのプラトゥーニングシステムを紹介したのをはじめ、これまで余り発表のなかったカーネギメロン大学が自律走行車関連の発表を数件行ったのが特に目を引いた。日本からは大手の自動車メーカー、電機メーカと並んで、広島大学、法政大学、成蹊大学などの大学関係から発表があった。
種別 / Article Type
報告書/Report 資料名 / Title
82-2
発行年月 / Date of Issue
1996/03
分野 / Field
IT・エレクトロニクス応用/IT & Electronics 分野詳細 / Detailed Field
調査研究/海外調査
ID:6879
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