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記事詳細:Detailed Article

報告書/ReportIT・エレクトロニクス応用/IT & Electronics

資料名 / Title

94-1

自動車走行のための情報処理・通信システムに関する試作研究(その6)

電子技術の飛躍的な発展は、自動車に関してもエレクトロニクス、情報処理・通信技術の総合的な利用を可能にしつつある。一方、高度情報化、高齢化、国際化等の言葉で示されるように、社会・経済の変化も急速であり、これに伴い自動車の安全性、利便性、快適性等に関する機能高度化の要求は最近とみに高まってきている。
こうした状況の中で、自動車が社会システムとして、生活に社会にまた経済活動に一層調和したものになることを目指して、近未来に関する自動車の情報化を円滑に促進する必要がある。本研究はこの考え方を踏まえて、車が具備すべき情報機能の検討、共通技術の洗い出し、及び標準化の方向を検討しようというものである。具体的には、将来、様々な応用システムが自動車に搭載されることを予想して、情報収集系における車載装置の機能構成やインタフェースの在り方についての関係方面の技術的コンセンサス作りや標準化の方向の検討が最終目標となる。
今年度は、車の情報収集系、情報処理系、及び走行の評価手法に焦点をあて、以下に示すテーマを取り上げ、将来の自動車での使用形態や環境を考慮したシステム技術の検討とそのためのツール作りを行う。

I 車体振動のパラメータ推定と制御への応用(その2)
 本研究は、将来の自動車情報システムにおける車載機器の制振制御技術の確立のための基礎的な知見を得ることを目的とする。昨年度は、雑音成分のみを検出するセンサがないためノイズキャンセル技術が導入できない場合において、運動状態の観測値から遅延時間なしに観測値誤差を抑圧し真値を推定するという信号推定方式の提案を行い、提案方式の特性の解析評価を行った。更に、車体に設置した車載機器の防振制御システムへの応用という観点における提案方式の有効性を計算機シミュレーションにより検証した。本年度は、提案した信号推定方式の有効性を実データで検証するため、実車走行実験により車体の実振動データの収集を行い、収集した実データに基づき提案方式の信号推定特性の評価を行った。

II 走路環境調査機能の研究(画像処理技術の応用に関する研究:その3)
 近年、画像処理技術の運転環境認識への応用の進歩が著しい。これに伴い自動車交通の安全、効率の向上を目指した運転支援、自動運転技術の開発が活発化してきた。自動車が今後も有効な交通手段として認められていくためには交通安全、交通制御、運転支援などに関して飛躍的な機能、性能の向上を図り、安全、効率的、さらに快適な自動車を実現していく必要がある。そのためには自動車本体の高知能化がキーテクノロジの一つになるものと考えられる。
 これらの技術を開発していくためには、究ツールとして、運転環境認識情報を収集する装置、及び収集した情報を繰り返し同じ状態で再現できるようにデータ化するための編集装置が必要である。一昨年度の、収集装置のプロトタイプ、及び編集フォーマット、昨年度の編集装置のプロトタイプの完成に引き続き、今年度は残り音声1CHも記録可能にした収集装置を完成したので報告する。本ツールは、各種運転環境認識アルゴリズムを実験室内で十分開発できるようにデータを作成するためのものである。

III 自車位置標定支援機能を利用した道路・交通調査システムの研究
 自動車の機動性・利便性に着目し、今後一層情報化・知能化機能を充実させていくであろう自動車自体による交通計測(以降Vehicle Probingと呼ぶ)、及びその調査手法やシステム検討に向けて、貨物車による情報収集システムの可能性について提案等がなされているが、本研究はGPS等自車位置標定機能の発展を踏まえて、自動車による情報収集について幅広く検討しようとするものである。
 本研究は、最近利用が活発化してしるGPS (Global Positioning System:衛星測位システム) や今後の利用が期待できるビーコン等の利用による自車位置標定技術、及び車載センシング技術を融合して、トリップサーベイや道路・交通状況に関するデータ収集、調査に関する手法、システム等について検討し情報化・知能化技術の普及、発展に資することを目的とする。
 本年度は道路・交通調査への情報化、知能化技術の車載利用分野とその可能性を整理するとともに、交通調査への応用に重点を置いて道路・交通調査システムの基本検討及び利用範囲と有効性について検討を行う。
(1)センサ搭載車による収集可能データの整理、体系化
(2)交通調査システムにおけるデータ処理の検討

IV 街路における交通阻害要因の影響推定の研究
 本研究では、交通阻害要因の一つである路上駐車(停車も含む)を取り上げ、これによる影響を推定することを目的としている。路上駐車のような交通阻害要因を取り除く、又は影響を軽減させることを目的として、高度に情報化された新技術や新システムの導入を検討する上において、交通流負荷の軽減、すなわち交通流速度の上昇や交通容量の拡大などにどれだけ効果があるかを把握することが重要である。本研究はその緒として、交通阻害要因と交通流負荷の関係について、その影響構造の考察と実観測データにより、分析を試みたものである。

種別 / Article Type

報告書/Report

資料名 / Title

94-1

事業種別 / Type of Business

補助(2007年~最新)/Subsidy

発行年月 / Date of Issue

1995/03

分野 / Field

IT・エレクトロニクス応用/IT & Electronics

分野詳細 / Detailed Field

研究開発/車載機器
ID:7958
 

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