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記事詳細:Detailed Article

報告書/ReportIT・エレクトロニクス応用/IT & Electronics

資料名 / Title

95-1

自動車走行のための情報処理・通信システムに関する試作研究(その7)

電子技術の飛躍的な発展は、自動車に関してもエレクトロニクス、情報処理・通信技術の総合的な利用を可能にしつつある。一方、高度情報化、高齢化、国際化等の言葉で示されるように、社会・経済の変化も急速であり、これに伴い自動車に対してもその経済性、安全性、利便性等に関する機能高度化の要求は最近とみに高まってきている。
こうした状況の中で、自動車が社会システムとして、生活に社会にまた経済活動に一層調和したものになることを目指して、近未来に関する自動車の情報化を円滑に促進させる必要がある。本研究はこの考え方を踏まえて、車が具備すべき情報機能の検討、共通技術の洗い出し、及び標準化の方向を検討しようというものである。具体的には、将来、様々な応用システムが自動車に搭載されることを予想して、情報収集系における車載装置の機能構成やインタフェースの在り方についての関係方面の技術的コンセンサス作りや標準化の方向の検討が最終目標となる。
今年度は、車の情報収集・処理系、及び交通流や走行路表示の評価手法に焦点をあて、以下に示すテーマを取り上げ、将来の自動車での使用形態や環境を考慮したシステム技術の検討とそのためのツール作りを行う。

I 街路における交通阻害要因の影響推定の研究(その2)
自動車走行技術の高度化は年々進展してきており、今後は道路と自動車の協調関係を強化し、総合的に情報化、知能化することにより、道路交通システムの安全、かつ円滑な運用を図る方向が模索されている。しかし、現実の道路交通においては、自動車が安全にかつ円滑に、自由に走行できるような走行環境とはかけ離れた状況にあり、交通を阻害する様々な要因が存在している。
 本研究では路上障害物の中でも、最も発生頻度が高い路上駐車を対象として、交通流への影響について評価を試みた。具体的には路上駐車を回避する車両の状況を構造化し、路上駐車の交通流への影響を定量的に評価するシミュレーションモデルを作成することで、路上駐車の交通流への影響について評価を行った。
 前年度の研究では、既存研究の調査などから、路上駐車の交通流への影響を体系的にまとめた。前年度の研究結果から、路上駐車の交通流への影響を定量的に評価するためには、路上駐車を回避する挙動を再現する交通流シミュレーションモデルが有効であることが分かった。本年度は、前年度の研究を踏まえて、まず路上駐車の交通流への影響を路上駐車を回避する個々の車両挙動に着目して構造化する。次に、その構造を再現するシミュレーションモデルを作成する。そしてシミュレーションモデルを用いて路上駐車の影響を定量的に評価する。

II 自車位置標定支援機能を利用した道路・交通調査システムの研究(その2)
 昨年度は、近年における自動車の高知能化とその機動性・利便性に着目し、今後尚一層情報化・知能化を図っていくであろう自動車自体を情報源として利用した道路・交通調査手法やシステム(Vehicle Probing System)の検討を行った。結果、個別の車両による道路状況や道路周辺状況の調査項目についてその有効性が報告された。
 今年度はその研究成果を受けて、車両を情報源として利用可能な道路・交通調査分野の絞り込みとデータ収集システムの検討を行うとともに、ビークルプロービングシステムへの適用について検討を行うものである。

III 走行路表示の認識性能向上に関する研究
 21世紀初頭からの実現が期待されるITS(高度自動車交通システム)においては、危険警告/回避や自動運転等の高度な走行制御システム(AVCS)の開発が重要な課題となっている。このようなAVCSの実現には路上の障害物や走行路の認識等の環境認識技術の信頼性の確立が鍵となるが、中でも悪天候下での走行路認識は最も困難な課題の一つである。
 走行路(レーンマーク)の認識は、現在のところ画像センサによる路面の白線の検出によっているために夜間や、雨、霧等の悪天候では認識が困難となる。このようなレーンマークの視認性の低下は、ドライバにとっても重大な問題となっている。このためドライバにも見えやすく、かつ環境認識の信頼性も向上させることのできる次世代走行路表示/認識技術の研究開発が望まれている。そこで本研究では、まず天候条件と走行路認識の要求性能から現状技術の問題点を分析し、これに基づき次世代技術の候補を選出した。次にこれらの技術の評価を行なうために、ドライバの視認性と画像検出について光学的な理論解析手法についての考察を行なった。そしてこれらの分析に基づき、第1段階として夜間の乾燥および湿潤時のレーンマーク認識の基礎実験を行なった。

種別 / Article Type

報告書/Report

資料名 / Title

95-1

事業種別 / Type of Business

補助(2007年~最新)/Subsidy

発行年月 / Date of Issue

1996/03

分野 / Field

IT・エレクトロニクス応用/IT & Electronics

分野詳細 / Detailed Field

研究開発/車載機器
ID:7960
 

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