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記事詳細:Detailed Article

報告書/ReportIT・エレクトロニクス応用/IT & Electronics

資料名 / Title

96-1

自動車走行のための情報処理・通信システムに関する試作研究(その8)

電子技術の飛躍的な発展は、自動車に関してもエレクトロニクス、情報処理・通信技術の総合的な利用を可能にしつつある。一方、高度情報化、高齢化、国際化等の言葉で示されるように、社会・経済の変化も急速であり、これに伴い自動車に対してもその経済性、安全性、利便性等に関する機能高度化の要求は最近とみに高まってきている。
こうした状況の中で、自動車が社会システムとして、生活に社会にまた経済活動に一層調和したものになることを目指して、近未来における自動車の情報化を円滑に促進させる必要がある。本研究はこの考え方を踏まえて、車が具備すべき情報機能の検討、共通技術の洗い出し、及び標準化の方向を検討しようというものである。具体的には、将来、様々な応用システムが自動車に搭載されることを予想して、情報収集系における車載装置の機能構成やインタフェースの在り方についての関係方面の技術的コンセンサス作りや標準化の方向の検討が最終目標となる。
今年度は、走行路表示の認識性能評価手法と人体の検知手法の調査に焦点をあて、将来の自動車での使用形態や環境を考慮したシステム技術の検討とそのためのツール作りを行う。

I 次世代走路環境認識システムの構築と機能確認実験
 次世代自動車の高度な走行支援システムを実現するためには、車載の環境認識システムの信頼性を向上させることが鍵であり、特に夜間や悪天候下における走行路表示・認識技術の開発が大きな課題となっている。前年度の研究では、夜間および雨天時の湿潤路面において走行路認識の実験を実施し、車両の前照灯の高機能化や高輝度レーンマークを使用することにより、画像センサによる走行路検出が技術的に可能なことを確認した。しかし実際の道路環境を考えると、悪天候下における視環境の悪化が依然として大きな問題として残されている。
 特に霧については高速道路が閉鎖されるなど、道路交通に与える影響が大きいにもかかわらず、霧発生時の道路面とレーンマークの輝度分析の変化や画像センサの能力限界については充分な研究が行われていない。このため今後の走行路表示・認識技術の開発のためには、まず実道路における霧発生時の走行路の視環境を調査する必要がある。このような背景から本研究の目的を、霧の発生条件下で使用できる車載型の走行路環境計測システムの開発においた。

II 自動車走行中の人体検知手法の調査・研究
 本研究は、車対人の事故を防ぐための車載システムで用いる人体検知手法の調査研究に関するものである。車対車の事故の約半数は幹線道路延長の約10%の部分で発生しており、事故多発地点が存在する。したがって車両だけでなく道路側からの事故防止対策も効果的である。しかし、車対人の事故は、車対車の事故とは異なって事故多発地点が存在しないために、道路側からの事故防止対策は効果的ではなく、車両側で行うことが必要となる。
 今年度の研究では、車対人の事故の調査とそれに基づく事故低減のためのシステム解析を扱っている。ここで採用したシステム解析の特徴は、車対人の事故データ解析から人体検知手法の設計までの各ステップのモデルを作って、システムアーキテクチャ的アプローチを用いて考察をすすめる点にある。

種別 / Article Type

報告書/Report

資料名 / Title

96-1

事業種別 / Type of Business

補助(2007年~最新)/Subsidy

発行年月 / Date of Issue

1997/03

分野 / Field

IT・エレクトロニクス応用/IT & Electronics

分野詳細 / Detailed Field

研究開発/車載機器
ID:7961
 

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