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記事詳細:Detailed Article

報告書/ReportIT・エレクトロニクス応用/IT & Electronics

資料名 / Title

97-01

自動車走行のための情報処理・通信システムに関する試作研究(その9)

電子技術の飛躍的な発展は、自動車に関してもエレクトロニクス、情報処理・通信技術の総合的な利用を可能にしつつある。一方、高度情報化、高齢化、国際化等の言葉で示されるように、社会・経済の変化も急速であり、これに伴い自動車に対してもその経済性、安全性、利便性等に関する機能高度化の要求は最近とみに高まってきている。
こうした状況の中で、自動車が社会システムとして、生活に社会にまた経済活動に一層調和したものになることを目指して、近未来における自動車の情報化を円滑に促進させる必要がある。本研究はこの考え方を踏まえて、車が具備すべき情報機能の検討、共通技術の洗い出し、及び標準化の方向を検討しようというものである。具体的には、将来、様々な応用システムが自動車に搭載されることを予想して、情報収集系における車載装置の機能構成やインタフェースの在り方についての関係方面の技術的コンセンサス作りや標準化の方向の検討が最終目標となる。
今年度は、走行路表示の認識性能評価手法と人体の検知手法の調査に焦点をあて、将来の自動車での使用形態や環境を考慮したシステム技術の検討とそのためのツール作りを行う。

I 次世代走路環境認識システムの構築と機能検証実験-実環境下における走行路認識性能に関する研究と実験-
 高度な走行支援システムを備えた次世代自動車を実現するためには、車載用の環境認識システムの技術を確立することがキーテクノロジーである。このような環境認識システムにおいては悪環境、特に夜間や霧発生時の走行路表示・認識技術の信頼性の向上が大きな課題となっている。本研究では環境認識システムとして画像式センサを取り上げ、その認識性能の研究を行うこととした。そこで平成7年度の「走行路表示の認識性能向上に関する研究」(I)では、夜間の乾燥および湿潤路面におけるレーンマーク認識に関する基礎実験を行った。また平成8年度の研究「次世代走路環境認識システムの構築と機能確認実験」(II)では、霧発生時の実道路の視環境を調査することを目的として車載型の走行路環境計測システムを開発し、その機能確認を行った。
 このような背景から本年度の研究では、前年度に開発した走行路環境計測システムを用いて霧によるレーンマーク認識性能の低下を実環境下にて実験解析することにした。

II 自動車走行中の人体(歩行者)検知手法の調査・研究
 我々は、交通事故を未然に防ぐ車載システムの研究に当たり、まず事故状況を把握するために、事故統計の調査を行った。その結果、交通事故による死亡事故件数は、10,227件でそのうち歩行者が関わる事故は2,885件で全体の28%を占めており、自転車乗車中まで含めると全体の35.8%となる。人対車の死亡事故の発生場所で統計を取ると、最も多く発生している場所は一般道路の直線路で52%となる。また、事故の違反別でみると、ドライバの不注意・未確認が76%で最も多い原因である。
 以上のように、交通事故を未然に防ぐ方法として、歩行者を検出しドライバにその情報を提供することは重要の事だと言える。また、ドライバが車を安全に走行するためには前方の走行路や障害物を的確に認識する必要がある。特に、急に進路を変えることがある歩行者や自転車に対しては、他の障害物より注意をはらう必要があるが、ドライバは安全未確認や脇見などのによる認知ミスが生じる場合もあり、情報を提供することは予防安全につながる。本報告書では、歩行者と他の障害物とが区別できる認識方式の検討結果と、その有効性の検証結果を報告する。

種別 / Article Type

報告書/Report

資料名 / Title

97-01

事業種別 / Type of Business

補助(2007年~最新)/Subsidy

発行年月 / Date of Issue

1998/03

分野 / Field

IT・エレクトロニクス応用/IT & Electronics

分野詳細 / Detailed Field

研究開発/車載機器
ID:7962
 

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