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記事詳細:Detailed Article

報告書/ReportIT・エレクトロニクス応用/IT & Electronics

資料名 / Title

K03-02

次世代自動車走行情報化システムに関する研究

自動車交通に対する環境保全や交通事故の撲滅などの社会的要請や近年の電子技術の飛躍的な発展を背景として、情報処理・通信技術の総合的な利用による自動車の機能高度化の取組みがなされている。
その取組みの一つである高度道路交通システム(ITS)は、最先端の情報通信技術を用い、道路と車を一体のシステムとして構築することによって、安全性、輸送効率、快適性の向上を達成し、環境保全に資することを目的としている。
このITSには、走行環境情報の提供や警告、運転補助、自動運転など安全性の向上を目的としたさまざまなサービスが定義されているが、それらのサービス実現のためには道路画像認識のためのインテリジェントなセンシング技術の開発が必要とされている。
可視カメラによる道路画像認識技術の一部は既に実用化され、これまでの研究成果が生かされているが、輝度が小さい場合の道路画像認識に課題が残されていた。そのため、輝度ではなく物体の表面温度を検知するという動作原理の異なる赤外線を利用して道路画像認識を行なう基礎的な研究が急がれている。
また、最近の高齢化社会の急速な進展は、高度な運転支援システム開発の加速を迫っている。これらの技術的ソリューションの開発には多くの技術分野の協力が不可欠であり、かつ、高齢化社会のビークルモビリティといった総合的視点での課題の抽出が必要である。
さらに、準天頂衛星や電子基準点等インフラの整備は、自動車の機能高度化に直接影響をもたらし、安全運転支援システムの基盤技術である高精度位置標定技術が現実のものになろうといている。この技術が、自動車にとって最適な技術になるよう、今のうちから研究開発の方向性を定める必要がある。

●運転特性と運転支援システムに関する研究
自動車・運転免許の普及に加え、近年の急速な高齢化社会の到来に伴って、加齢に伴う感覚の衰えや認知判断の遅れが始まっているにも関わらず、自覚症状にまでは至っていない高齢ドライバが急速に増えつつある。一方、車での移動に頼れなくなった高齢者へのモビリティの確保も大きな社会問題になりつつある。
本研究では、高齢化社会に求められる安全で柔軟なビークルモビリティの実現を目指して、運転支援サービスの在り方や新たな技術課題を幅広く探るための検討を行なう。
高齢ドライバ増加への対応は、これまで高齢ドライバの身体特性に合わせた車の機能開発という視点を中心に進められてきたが、本研究では、さらに「高齢化ステージに合わせた運転支援」、「地域事情を考慮したモビリティ支援」、「道路施設も連携した運転支援」等、新たな視点を加えて検討する。

1.調査研究の概要
  1.1 調査研究の目的
  1.2 調査対象者
  1.3 被験者の募集方法
  1.4 調査紙の構成
  1.5 被験者の年齢別構成
  1.6 地域の分類  
2. 調査研究の結果
  2.1 高齢ドライバーの運転の実態
  2.2 高齢者の移動
  2.3 高齢ドライバーの運転時における認知的・身体的機能を捉えるための因子の抽出
  2.4 高齢ドライバーのヒヤリ・ハット経験
  2.5 高齢ドライバーの運転特性および負担感受性を構成する因子とその傾向
  2.6 高齢ドライバーの運転行動変化への対応と運転支援装置
  2.7 高齢ドライバーに対する運転支援の方向性と簡易版アンケート3. 今後の課題

●高精度位置標定技術に関する研究
  高精度位置情報を必要とする新規を含むITSサービスを抽出し、移動体用高精度位置標定システムへのニーズ面、サービス面からのリクワイアメントを検討した。
平成14年度においては、準天頂衛星の利用を含め、GPSを中心に種々の補正方式による精度・カバレッジについて、広範囲に調査を行った。また、位置情報を利用した各種サービスについて、車両での利用を対象に洗い出しを行った。
平成15年度においては、平成14年度における位置情報を利用した各種サービス調査の継続として、歩行者用位置情報サービスの動向を調査する。そしてこれらを参考とし、車両および歩行者向けの位置情報サービスについて、新しいサービスを洗い出し、ユーザおよび委員による評価を行い、有望なサービスを抽出する。これをもとに高精度位置標定研究の目標となるリクワイアメントを作成する。
1. 研究の概要
2. 歩行者用位置情報サービスの動向
  2.1 PHS・携帯電話での位置情報サービスの現状
  2.2 NTTドコモの位置情報サービスの現状
  2.3 他のドコモグループの位置情報サービスの現状
  2.4 KDDIの位置情報サービスの現状
  2.5 DDIポケットの位置情報サービスの現状
  2.6 Jフォン(現ボーダフォン)の位置情報サービスの現状
  2.7 位置情報サービス関連の開発トピックス
  2.8 まとめ
3. 有望サービスの抽出
  3.1 新規サービスの洗い出し
  3.2 評価
  3.3 結果の概要
4. リクワイアメントの作成
  4.1. 有望な新規サービスの想定
  4.2 各想定サービスのリクワイアメント
  
●道路画像処理性能評価システムに関する研究
来るべき高齢化社会は、新たな運転支援システムの適正で早期の導入を求めており画像処理による視覚システムはその最も重要な基盤技術の一つである。
運転操作の一部を機械で肩代わりする運転支援システムの導入を阻害している最も大きな要因は、万一の事故に際しての責任問題である。技術的には、運転の責任の一部を機械にどこまで任せ得るかという問題になる。
これまでの一連研究の基本的狙いは、機械が負うべき責任をどう客観的なメジャーで示すかということである。
視覚システムついては、(1) 視覚システムの検知性能を判断する方法とその評価基準の確立、(2) 画像情報処理システムが目指す対象(レーンマーク(白線)、車両、歩行者、障害物、信号・標識等)を認識しうるかどうかの評価基準の確立等である。
これまで研究してきた視覚システムは可視カメラを利用しており、その一部は実用化されているが、輝度が小さい場合の道路画像認識には課題が残されていた。そのため、輝度ではなく物体の表面温度を検知するという動作原理の異なる赤外線を利用して道路画像認識を行なう基礎的な研究が急がれている。
道路画像処理性能評価システムに関する研究において、赤外線による画像処理システム研究のスコープとマイルストーンを明らかにするために、赤外線研究の現状と動向を調査し、また、赤外線カメラを車載化し、赤外線画像を収集、分析した。
本研究にあたっては、赤外線画像認識研究会(主査:岡林 繁 名城大学教授 総合研究所所長兼務)を設置し、学識経験者、自動車・車両部品メーカー、情報通信機器メーカー等の委員との議論をもとに検討を行った。この場を借りて、多数の関係者のご指導とご協力に心より感謝を申し上げる次第である。
1.研究の概要
  1.1研究の概要
  1.2研究計画
2. 赤外画像センサの車載安全装置への応用の現状
  2.1 赤外画像センサ利用の現状
  2.2 遠赤外パッシブ方式
  2.3 近赤外アクティブ方式
  2.4 その他の研究開発
3.赤外技術動向
  3.1 赤外線撮像技術の動向
  3.2 非冷却赤外線センサ
4. 遠赤外撮像の予備試験による取得とその結果の分析、検討
  4.1 .車道、白線、路面状態
  4.2 .歩行者、服装
  4.3 ヘッドライト、太陽光、その他
  4.4表示レンジと疑似カラー
5. 赤外センサ搭載計測車両の検討と準備
  5.1 計測車両の検討
  5.2 計測車両の準備と予備
6.計測車両による画像の取得とその結果の分析、検討
  6.1  路上試験結果 近赤外アクティブ方式の取得画像
  6.2遠赤外取得画像の検討
  6.3 赤外画像の注目点
7.まとめと今後の計画
  7.1 今年度の成果
  7.2 今年度結果の課題と対策
  7.3 次年度以降の予定

種別 / Article Type

報告書/Report

資料名 / Title

K03-02

事業種別 / Type of Business

補助(2007年~最新)/Subsidy

発行年月 / Date of Issue

2004/03

分野 / Field

IT・エレクトロニクス応用/IT & Electronics

分野詳細 / Detailed Field

研究開発/車載機器
ID:7971
 

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